育児と食

妊娠や育児に関する食に関する情報を専門家の立場から、母親、妊婦の立場から発信したいと思います。オーストラリアでの育児、妊娠、ジェンダー論に関する雑記も多いです。どうぞよろしくお願いします!

出産直後から出来る母乳育児を軌道にのせる方法/3時間ごとの刺激を欠かさない

産後の大きな課題の一つに母乳育児をスムーズに行うことが挙げられます。産む前は母乳って勝手に出るものと思いがちなのですが、実際は大きく異なります。今回は母乳育児を軌道にのせる方法について書いてみました。

 

 

我が子がNICUに入っていても母乳育児ができた秘訣

第一子である娘は34週で生まれた早産児だったため、生まれてすぐにNICUに入りました。そのため直接母乳を直接することができたのは退院した1ヵ月後。それまでは搾乳のみで母乳育児を維持しました。

助産師さんや保健師さんにこのことを言うとかなり驚かれ、すごく頑張ったねと褒められます。なぜならだいたい搾乳をすると1ヶ月くらいで母乳が出なくなり、母乳育児が出来なくなってしまうケースが多いからだそうです。

特に助産師さんにはどんな食べ物を食べていたのか、飲み物は何を飲んでいたのかとかなり詳しく聞かれましたが、正直、食べ物にこだわる必要はないと思っていたので、こだわっていませんでした。

私がやったことは一つだけです。

3時間ごとの搾乳機による乳腺への刺激を絶対に欠かせなかったことです。

これは24時間〜1ヶ月間守りました。正直、我が子がいないのに3時間ごと起きるのは相当辛かったです。

母乳が作られる仕組み

赤ちゃんが生まれるとオキシトシンというホルモンが分泌されるようになります。オキシトシンは母乳を出すためのホルモンです。そして妊娠中から分泌されている幸せホルモンとして有名なプロラクチンが乳腺を発達させ母乳を作ります。この2つのホルモンは赤ちゃんに乳首を吸ってもらうことが刺激となり多く分泌されます。

よって原理としては赤ちゃんでも機械でも自分の手でも、乳房の乳腺のあるあたり(乳首の根元からちょっと離れた色のついた部分)を3時間ごとに刺激すればオキシトシンとプロラクチンが分泌され母乳が作られるはずと考えました。

何があっても3時間ごとの刺激を行う

母乳育児が物理的に出来ないとされている乳腺に問題がある人は、女性の3%程度としかいないと言われています。その他に母乳育児ができなくなってしまう理由として、最初の1週間位で母乳の出が悪く諦めてしまう人が多いそうです。

出産後すぐに母乳が出る人はなかなかいません。大体の人が刺激を3時間ごとに与えて3〜4日以降から母乳が作られ分泌されるようです。なのでどうしても出産後の3日目あたりまでは新生児が満足するほど母乳が出ないので、新生児への授乳は乳腺への刺激がメインとなっていると思われます。

ここで小さめの新生児やおとなしい新生児は眠りこけて4時間以上寝てしまうことが多くあります。この時に身体を休めたい気持ちはわかりますが、母乳の分泌のために3時間ごとに乳腺を刺激する必要があります。

日本だと助産師さんが3時間ごとにやってきて、おっぱいマッサージをしてくれる病院もありますね。もちろん誰かがやってくれるのならお任せした方が楽です。ただ、毎回来てくれないときがあり、自分でマッサージしてねと言われることがあります。自分でのマッサージってけっこう辛いんです。正直、ただ痛いだけですからね。

搾乳機での刺激が楽!

私がそこでオススメしたいのは搾乳機です。特にオススメなのがメデラの自動搾乳機です。

 

メデラは病院やNICUでも使われていますし、助産師さんもオススメしているブランドです。メデラの自動搾乳機には母乳刺激モードと言うモードがあり、乳腺を優しく刺激してくれるものがあります。これを3時間ごとに行えば赤ちゃんへの授乳を3時間ごとにしているのと同じような効果が得られ、出産ご3日目くらいで母乳がちゃんと出てくるようになります。(もちろん何日目から出るかは個人差があります)

オーストラリアでは助産師さんと同じような職種のmidwifeという職種がありますが、midwifeはもちろんおっぱいマッサージなどはしてくれません。第二子の息子は3250gの大きめの赤ちゃんではありましたが、おとなしいタイプだったので起こさなければこんこんと寝てしまうタイプでした。そのため3時間ごとのメデラの搾乳機で乳腺への刺激を行い、無事3日目から息子が満足するだけの母乳が出るようになりました。

母乳育児でお勧めの本

母乳育児界隈はトンデモ情報が数多くある中で、このらくちん授乳BOOKはちゃんとした科学根拠に基づいた母乳育児・粉ミルク育児の方法について書いてあるのでオススメです!

 

web上の情報には惑わされないように注意してください!(あ、わたしのブログもweb上の情報ですねw)

*注意*

もちろん色々な事情があり(母体が病気、手術、療養を要する、母乳へのこだわりはないなどなど)母乳育児が出来なくなってしまう人、しない人もいます。ここではあくまで個人的に効果があった方法を紹介しているだけで、母乳育児を強制するものではありませんし万能なものでもありませんので悪しからず・・・。

 

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