育児と食

妊娠や育児に関する食に関する情報を専門家の立場から、母親、妊婦の立場から発信したいと思います。オーストラリアでの育児、妊娠、ジェンダー論に関する雑記も多いです。どうぞよろしくお願いします!

NHKすくすく子育て「脱ワンオペ」を見て女性も考えたいこと

前回は日本男性が育児への参加を阻害するものが何かについて深堀しました。

atenami.hatenablog.com

 その続きとして今度は女性側が考えたいことについて書こうと思います。こう書くと、「これ以上、女性に頑張れというのか!」と言われそうでちょっとこわいのですが…。

稼がないといけないプレッシャーを共に持つ覚悟

男性が育児に参加するためには、やはり単純に労働時間を減らさなければいけません。鶏が先か卵が先かの話ではありませんが、海外の例を見ても男性が育児に参加している場合は、女性も何かしらの手段でお金を稼いでいます。

男性が安心して育児への時間を割くためには、女性が男性の「家族のために稼がないといけない」プレッシャーを共に分かち合う必要があります。すなわち、単純にお金を稼ぐ力が必要です。もちろん、不労所得があるようなご家庭は別ですよ。

 

男性は本当に長時間労働をしなければいけないのか

多くの企業でワークライフバランスの見直しや、無駄な残業をなくす、業務の効率化などを行なっており、ひと昔前のような過酷な労働を課すような企業は減ってきています。しかも今はあきらかに労働人口が足りませんし、ちょうど育児世代の30歳~40歳はキャリアとしても黄金期ですから、自分の売り込み方によってはどの会社へも転職が可能です。労働時間が多すぎて苦しんでいるくらいなら、さっさと中途採用のエージェントに駆け込んで、より良い職場を探した方がいいと断言ができます。

ただ、夫婦の中でお金を稼ぐことが出来るのが男性だけの場合、男性は転職を躊躇してしまうかもしれません。次の職場が給料が保証されるとは限りませんし、環境も保証はされませんから。特に住宅ローンなどがある場合はそれなりの覚悟が必要になるでしょう。

そこで少しでも女性の方に稼ぐ力があれば、男性は安心して給料が減ろうとも環境の良い職場に決めやすくなります。

女性がお金を稼ぐ方法を考える

現在はまだ国の制度が整っていませんから、女性が安定した正社員で一生稼ぐのは難しいかもしれません。契約社員やパート社員も保育園に子供を入れることが出来ない場合は続けることが難しいです。キャリアのブランクが空いてしまうと、さすがに元の待遇のままの仕事につくことは難しいでしょう。

しかしお金を稼ぐことは企業に所属すること以外にも多くの方法がありますし、キャリアの繋ぎ方も様々な方法があります。まずは自己分析をして自分の強みと出来ることをあらいだしてみましょう。特に産前にがっつりキャリアを築いた人は比較的スムーズに繋ぎの仕事が見つかると思います。(興味がある方はコメントを頂ければ具体例を載せようと思います。)

もちろん、産前にこれ!というキャリアがない場合でも、得意なことをお金を稼ぐ手段に出来ます。

例えばアパレルに興味があるのであれば個人輸入を行い販売する方法があります。最近だとwishで仕入れてメルカリで販売するなどはよくされているようです。料理の腕に自信があればレシピブログやInstagramを始める、自宅で大手には真似の出来ないテーマの料理教室を開く。書くことに興味があれば自分のブログを立ち上げ広告収入を得る、またはライターとしてお金をもらって文章を書く。

事務作業が得意な場合はランサーズとクラウドワークスで未経験でも時給1000円から1500円くらいの仕事が多くあります。どれもすぐに正社員並みに稼ぐのは厳しいかもしれませんが、継続していくうちに自分のコンテンツが充実しスキルが上がっていきます。

その他にも自分の技術を手軽に売れるWow me!やPookのようなクラウドサービスもこれからは発達していくでしょう。

wowme.jp

s.pook.life

 

男性の育児参加は双方の自立が必要

男性の育児参加を促すにはもちろん本人の意識改革が最も必要ですし、国の政策や制度も変わらないと周囲からのプレッシャーも減りません。そして女性が男性へ経済依存をする限り、男性は女性に育児依存をしてしまいます。これからは双方の自立が望まれる世の中になるでしょう。

 

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