こんにちは!いぶきです。子育てをする前から感情的になりやすいタイプだったのですが、子育てし始め、二人目が誕生し、娘が2歳を過ぎた当たりから更に感情的になりやすくなってしまいました。娘にすぐ怒らないで冷静になろうと説得するわりには、自分は怒りやすいので説得力ゼロというか・・・というわけで、アンガーマネージメントの本を読んでみたのでそのレビューです。
- 今すぐ知りたい怒りそうになった時の対処法
- 聖母みたいなママやパパはいないとわかっているけど、わかっていなかった
- 怒りを感じることと 、それをどう吐き出すかは別のこと
- 怒りの悪い吐き出し方と良い吐き出し方
- 怒りを増幅しない工夫をする
- 続きはまた次の記事で♪
今すぐ知りたい怒りそうになった時の対処法
今回読んだ本は『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』です。アメリカでアンガーマネージメントを勉強された方の本ですね。
アンガーマネージメントは1970年代にアメリカで生まれた心理トレーニングです。トレーニングなので筋トレと一緒で世界中の誰でも出来るよう落とし込んであるので再現性があります。アンガ ーマネジメントが画期的なのは 、怒りという個人に生まれる感情を 、コントロ ールするべきものとして取り出し 、客観的に扱おうという点です 。
今回のレビューは今すぐ必要なイライラして怒りそうになった時の対処法にしました。長期的な怒りの元になっている第一感情のお話や怒りを客観的に書き出す作業はまた次回のレビューに回します。だってとにかく今なんとかしたいじゃないですか!
聖母みたいなママやパパはいないとわかっているけど、わかっていなかった
まず、前置きがとても良いことが書いてありました。
今の日本だと公共の場だとカリカリ怒っている親ってあんまりいないですよね。それはこどもをむやみに怒鳴ったり、叩いたりすることがこどもの成長を妨げることが科学的に証明されているから。
とはいえ、親が怒っていないわけではなく、とある調査結果によると、3分の2の親が平均して週に5回、子どもを怒鳴りつけるほど強い怒りを感じている、そして40%の親がこれから先、子どもを傷つけてしまうのではないかと心配していると言われています。けっこうみんな怒ってます。そりゃそうなんですけどね。
怒りの感情は 、本能的なもので危険 ・不快から遠ざかり 、身を守ろうとするサインです。これがないとその種は絶滅してしまいますよね。なので怒りを感じやすい自分は 「安心 ・安全を守る意識が高いんだ 」と思ってください 。お子さんが怒りっぽいと感じたときも同じ でこの子は 「生きる力が強いんだ 」と思ってください。たしかに、うちの娘はすごい繊細で慎重派で怒りっぽいからそうなのかも?!
怒りを感じたり、イライラするのは当たり前なんですよね。頭でわかっていても、どうしても「自分の器が小さいせいじゃないか・・・」と考えてしまいがち。でも違うんですよね。もう本能的なものなのであらがえません~。
怒りを感じることと 、それをどう吐き出すかは別のこと
怒りを感じるのは本能的なものだからしょうがないですし、アンガーマネージメントでも怒りはそのまま受け入れるようにトレーニングするようです。では何をマネージメント出来るのかというと、怒りの吐き出し方なんです。
怒ったときに 、怒鳴る人もいれば 、泣き出す人 、皮肉を言う人 、無視する人など 、怒りの表現方法は人によって違います。怒りの表現方法 「怒り方 」というのは 、生まれつきのものではなく 、親や周囲の大人 、友達の影響を受けます 。だから、自分の親がキレやすいと子どももキレやすくなるんですね。(ちなみに私と私の母のことです)
怒りの悪い吐き出し方と良い吐き出し方
人には 心に溜まった感情や高ぶった感情を外に出すことで 、 「ガス抜きしたい 」という衝動があります。なので怒った時に大声を出す=怒鳴るとすっきりした気持ちになるようです。ただ、怒鳴ることは癖になりやすく 、怒るほどに怒りやすくなってしまいますし、何より他人を傷つけてしまう可能性が高いので悪い吐き出し方です。
そのためもっと良い吐き出し方を考えましょう。中でも深呼吸が良いとされていますね。深呼吸は大声を出すのと同じ効果があるそうです。怒りによるアドレナリンがカ ーッと放出されてなくなるまで6秒くらいだそうです。なので深呼吸しながら6秒カウントし、怒りが通り過ぎるのを待つのがベストなよう。それが難しければ深呼吸をするようにゆっくり話すようにするだけでも効果あり。
他にも
・タイムアウト(その場から離れる)
・目の前にあるなんでもいいからどうでもいいもの(壁のしみとか)に意識をうつす
・自分の気持ちを鎮める言葉を用意しておきそれを言う
など、けっこう有名になっている対処法が紹介されていました。ただ、これらは訓練が必要だと思います。
この本ではすぐに出来そうな次の方法も紹介されていました。アメリカでは小瓶をつねに携帯しておき 、イラッとしたらウップンを瓶のなかに叫び 、叫び終わったら瓶の蓋を閉めて 、心をスッキリさせる方法もあるそうです。これは私もさっそく、小瓶は面倒なので巾着袋を使ってやってみようと思います。
怒りを増幅しない工夫をする
わたしたちが怒っているときに目の前の問題に加えて
・「未来への不安」「過去の不満」をのせて問題をふくらませている(夫に何度注意しても聞いてくれない、ないがしろにされている、これからもそうなんじゃないかと考えてしまう)
・自分の怒りの根源を取り違える(夫に対して片付けないことを注意してたはずが、指示に従わないことに怒りを感じたり)
・自分の妄想や他の理想をくっつけていること(こだわりがとても強い娘に対してもっと柔軟な思考を持ってくれないかな・・と考えてしまう)
・子どもの怒りにつられて苛立たせられていること(私は娘の怒りに苛立ってしまうことがとても多い・怒りながら無理な要求をされることに対してイライラしてしまう)
など、自分が勝手に怒りを増幅して勝手に怒ってしまっていることがあるのでその思考の癖を治しましょう。私も思い当たる節がありすぎて耳が痛いです。
続きはまた次の記事で♪
次回の記事ではそもそもの怒りやすい状況、なんとかしたいんだけど?!の対策をまとめます。