育児と食

妊娠や育児に関する食に関する情報を専門家の立場から、母親、妊婦の立場から発信したいと思います。オーストラリアでの育児、妊娠、ジェンダー論に関する雑記も多いです。どうぞよろしくお願いします!

つわりをやわらげるためにビタミンB6(薬・サプリ)が効果あることが日本でも広まって嬉しい!使用レビューまとめ

むかし2人目を妊娠中はつわりがひどくて藁をもすがる思いで使ったビタミンB6。わたしはけっこう効果があって紹介したんですよね!この記事、けっこう反響があって今でも読まれています♪

 最近、AmazonでもつわりのためにビタミンB6を飲んだ方のレビューがめちゃくちゃ多くなっていたので嬉しかったので今回まとめちゃいます♪2年前は全然なかったんでえすよ!

www.ikuji-food.com

 

www.ikuji-food.com 

 

つわりでみんなが買っているサプリメントはこれ

日本でつわり対策用のサプリメントは売っていないようなのですが、代わりにamazonでビタミンB6のサプリがかなり売れているようでした。

 ビタミンB6だけ摂取したければこれが売れているようです。 

ビタミンB6が20mg配合されています。

実際のレビューはこちら 

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まだまだレビューはあるので興味ある方は見に行ってみて!

ビタミンB群で一番売れているのはこちら 

  ビタミンB6が30mg配合されています。

どちらのサプリも結構、多くのビタミンB6が配合されているのですね。オーストラリアのサプリメントだと同量入っていて妊婦は12時間に1回の摂取までと注意書きがありました。日本の妊婦が摂取する前には医師と薬剤師に相談した方が安心かもしれませんね。

わたしが摂取した感想

ひどかった頭痛と吐き気がだいぶマシになったよ

グミタイプの方しかまだ摂取していないのですが、ひどかった頭痛と吐き気がだいぶマシになりました。ビタミンB群は同時に摂る方が相乗効果があるらしいので、微量であっても効果がちょっとはあったのかも?(プラセボ効果も否定できないけど・・・)

ビタミンB群は水溶性なのでビタミンAのようにとりすぎると胎児に障害が出るとドキドキしなくてよくて気楽なのは良いかもしれません。でも一日の上限値は超えないようにね。

 

ビタミンB6がつわりに効くのかどうか詳しく書いてあった

産科ガイドの論文と加えて2004年と2010年に発行された論文でビタミンB6とドキシラミン(抗ヒスタミン薬)の併用によって、妊婦の悪心・嘔吐が70%減少し、悪心・嘔吐による入院率が低下することが示されたようです。

アメリカの産科婦人科学会では、妊娠中のつわりの治療に、ビタミンB6を1回10-25 mg、1日3-4回投与する単剤療法を推奨しているようです。それでも患者の症状が改善しない場合はドキシラミンを追加することを推奨しているようです。

日本以外では世界的につわりの治療に使われているみたい

ビタミンB6の摂取上限値は?

気になる1日あたりの摂取上限値についてまとめました。

  女性 妊婦 授乳婦  
19~50歳の推奨摂取値 1.3 mg 1.9 mg 2.0 mg  
19歳以上の摂取上限値 100mg 100mg 100mg

あれ、前回の厚生労働省の数値と違うような・・・そうです、こちらはアメリカの政府機関が算出したデータのようですね。

2006年に発行された論文では妊娠7週目にビタミンB6の摂取(平均用量132.3 ± 74 mg/日)を開始し、9 ± 4.2週間継続した妊婦から生まれた乳児で催奇性作用との関連はなかったとされています。ただし、2010年に発行された論文では妊娠期間の前半にビタミンB6のサプリメントを投与された妊婦から生まれた乳児に先天性欠損症が発生したという症例報告が1例だけあります。論文のアブストラクトからはどのくらいの量で引き起こされたのかわからないですが。

これらのこともあり、日本では葉酸や鉄分のように自己摂取が勧められていないのだと推測出来ます。栄養学と生理学の知識が必要になりますから、自信がない・自分で情報の取捨選択の責任が取れない人は必ず医師または薬剤師に相談してくださいね。

一方で食品からビタミンB6を大量に摂取して有害作用を引き起こしたという報告はないようなので安心してください。なぜなら、同じページに食品からの摂取例があるので見ると理解が出来るのですが、大量に摂取できるようなビタミンではないからです。レバニラをお腹いっぱい食べて1.0mgくらいしか摂取出来ないようです。

ただ、経口投与を1〜6 g/日で12〜40カ月長期投与すると、運動失調を特徴とする重度の神経症状が現れたようです。ただ、この量って凄まじい量ですよね。

 

 

サプリメントの摂取について、自分の知識に自信がない・自分で情報の取捨選択の責任が取れない人は必ず医師または薬剤師に相談してくださいね。

あくまでわたくし個人の使用した感想です。