今日の朝のエントリーで既に話題をかっさらっているベイビーハラスメントについて、私はこれを育児ハラスメントと捉えたのでちょいと文章を書いてみようと思います。あくまで素人の考えですので、そのへんはご容赦いただければと存じます。
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いまさら感はありますが
この手の乳児かわいそう・乳幼児ウゼー・その対応をちゃんとしない親ウゼー・ネタってもうここ最近、何巡もしていて、それにいちいち反応するのもだるいな〜と思っていました。しかし、今回のこのブログはブクマもたくさんついてそれなりに世間の興味も引いているし、ここで育児している側から何かしら発信することが、今後の子育てのやりやすさとかにつながるのかなと思い筆をとった次第です。
思想や問題提起は個人の自由
実際のところ、このブログの筆者のようなことを思っている乳幼児子育て世代以外の人は多いんだろうなとは思います。もちろん、思うことは個人の自由ですし、問題提起することも個人の自由です。そこで子育て中の家族の権利を迫害または危害を加えない限りは特に問題にならないでしょう。
なので、今回はあくまで子育てする立場から権利を主張したいと思います。
子育てする立場からの権利主張
他人にこどもの気持ちを代弁してほしくない
こども(赤ちゃん)の気持ちを一番よくわかっているのはその子を育てている親です。なのに、なぜ他人が「〜をしたらこども(赤ちゃん)がかわいそう」ってこどもの気持ちを代弁できるのかが不思議でたまりません。あなたはうちの子の何を知っているのかな。
なかには直接、かわいそうと言ってくる人までいるようですが、かわいそうって言って何がしたいのでしょうか。そのこどもを助けた気にでもなっているのでしょうか。もちろん、目の前で虐待をされていることがある場合もあるかもしれません。でも、親にかわいそうと言ってその虐待を止められるのでしょうか。きっと本当に虐待レベルのことが行われている時にはかわいそうだなんて言っている余裕はないですよね。
他人からのかわいそうという言葉は育児をしている身には迷惑行為です。悪質な場合はこれこそ育児ハラスメントなのでやめてほしいです。
かわいそうと言われる例
生後数ヶ月の乳児を連れ出しているとかわいそうと言われる例が多いようです。育児が未経験または経験が浅く勝手にかわいそうだと想像していう人ももちろんいますが、中には子育て経験があるおばさまが言うこともあるそうです。この人たちはちゃんと小児科医からちゃんとした指導を受けたことがないのかな。
生後1ヶ月くらいから直射日光を避けた外気浴を推奨されており、生後2〜3ヶ月からは乳児への皮膚刺激のためにむしろ毎日外気浴するべしとされています。もちろん、極寒・猛暑を除いてですが。
行楽地などへ出かけると非難される例も多いようですが、それこそ育児ハラスメント。その行楽地に行ってもこどもは大丈夫と親が判断し、気候に適した装備と外気に当てる時間をしっかり考えて行動している場合がほとんどです。誰が好き好んで自分のこどもに負担をかけることをするのでしょうか。
それをかわいそうだと勝手に言ってこられるのは迷惑なのでやめてほしいです。かわいそうだと言う人たちに限って何時間も連れまわす親が本当にいるのか調べたこともないのでしょう。
言葉は理解できても本能がそれを拒否する年頃なのを知ってほしい
乳幼児は親がちゃんと言い聞かせればわかるはずと思っている人がいるようです。親の言うことを理解して言われたことを守ることができるのは、だいたい大脳が完成する5〜6歳頃と科学的に言われています。それまでは大脳より小脳の付近の働きの方が完成されているので、ほぼ本能的に生きていると言っても過言ではないでしょう。
なので乳幼児に生や死が関わらないことで言い聞かせることはほぼ無理です。この場所は静かにしないといけない場所だから静かにしてなんて、高度な言い聞かせは通用しません。そのため乳幼児が騒いだら困る場所は乳幼児の立ち入りを禁止してもらうしかありません。そうすれば育児世代もその場所には行きませんし、公共施設でない限り、立ち入り禁止をされてもしょうがありません。
ただ立ち入り禁止をされていない場所に乳幼児を連れて行くのをわきまえろというのは、あまりにも自己中心的な意見だと思います。
上記のケースと同様に遊びに行くことを我慢することもできません。数十秒も待てない乳幼児は1年も待てません。それに加えてこどもの脳は6歳頃までにほとんど完成をします。その6歳までの中の1年間も上の子に必要のない我慢を強いるのは脳の発達にもよくありません。
公共交通機関で必要以上に恐縮したくない
電車・新幹線・飛行機などの公共交通機関での親子連れへの同じ乗客からのあたりが強いですよね。でも、それってあたりが強くて当たり前なのでしょうか。そもそも公共交通機関は誰でも一般の人が利用できるもの。そこで一部の人への使用が制限されることっておかしいですよね。(ここでバリアフリー法は高齢者と障害者だけ適用って屁理屈を言われると困るのですが)なので本来は親子連れだって堂々と利用できて当たり前のはずです。
こどもが泣いてすぐその場を離れるのは難しい
よく言われるのが公共交通機関で赤ちゃんが泣いたら迷惑、気を利かせて席を外せというもの。席を外すのを簡単だと思っているようなので主張します。席を外すのは想像以上に大変なことを知ってほしい。
・電車の場合(特急のぞく)
まず混み合っている電車だと移動が困難です。座っている場合は貴重品以外を置くことができますが、立っている場合は全部の大荷物を持って立っている人の隙間をぬって連結部または混み合っていない出入り口付近に移動しなければいけません。大騒ぎする乳幼児を抱えて移動するのはどちらにせよほぼ無理でしょう。
・特急や新幹線
通路側の席が取れれば移動は比較的しやすいですが、窓側の席だと狭い場所で貴重品とこどもグッズを選別するところから困難です。さらに暴れる乳幼児を抱えて隣の人の隙間を移動しなければいけません。そして通路の移動の際も揺れる電車になんとか耐えながらデッキに向かって歩かなければなりません。これってけっこう危険です。
冷たい目線でそれなりに親もこどももプレッシャーがかかり冷静になれないこともあり、準備に時間がかかってしまうこともあります。その時、誰か助けてくれくれれば驚くほどスムーズに移動ができることがありますが、まあ文句いう人が助けることはまずないでしょうね。
そのため総合的に判断すると移動せずにまずはこどもを落ち着かせた方がいいことが多々あります。落ち着かせ方もこどもの性格によって千差万別ですから、中には親から少し距離を離されて冷静になるこどももいます。
・飛行機
狭い通路、狭い席。もうこれだけで移動が困難なのは書かなくてもわかりますよね。気圧の変化にこどもは対応が難しいので泣いてしまう機会がどうしても増えてしまいます。席を離れても泣き声は響いてしまいます。
ただ、これって飛行機酔いする人と何か違いがあるのかなとも思います。もうしょうがないことです。指摘したからといって泣き止むわけでもないし、吐き気が止まるわけでもないのです。
泣き声が迷惑なのであれば色々な人が利用する公共交通機関を利用しなければいいだけです。プライベートジェットを利用してください。どうして親だけ理不尽なクレームに耐える寛容さを持って許容しなければいけないのかわかりません。
一部のマナーの悪い親の態度を全体適応してほしくない
すごく多いのが一部のマナーの悪い親のやったことを槍玉に挙げて全体を批判すること。これが一番迷惑です。ぜひマナーが悪いと思う親がいたらその場で注意してください。それが一番の解決方法です。善良な親に自分があった理不尽な目のクレームを言ったところで何の解決にもなりません。
全く他人事のクレームこそ育児ハラスメント!
長くなりましたが最後に
どうしても日本だと子育て以外の世代の方が多いですから数の原理で負けてしまいます。のびのびとオーストラリアで育児していてそれなりに気の大きかった私でも日本に一時帰国した時はあまりのプレッシャーにさすがに意気消沈しました。
オーストラリアでも女性が強いのは、女性が主張しまくるから。とりあえず何でも言える海外在住子育ての身から日本のママパパを援護射撃していきたいと思います!!!
(迷惑だったらすみません)