前回から児童精神科医の書いた「子どもの心を育てるコツBOOK」のレビューをしています。今回はしつけのやり方についてレビューしたいと思います。
おさらい
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しつけの仕方
しつけとは生活習慣や社会のルール、マナーを教えることを指します。ルールを理解が出来ない1歳以下の赤ちゃんには不要で、1歳過ぎくらいから始めると良いそうです。
2歳の特徴と対応
2歳頃は自分のものと他人のものが区別がつき始めるので順番を待てたことや代わってあげたことなどにその都度、「よく出来たね!」と褒めると習慣として身につきやすくなります。
自己主張が増えますがその場で頭ごなしに否定するのでもなく、言いなりになるのでもなく、自由に主張させて耳を傾けたり、「Aにする?Bにする?」など大人から選択肢を与えると気持ちの切り替えがしやすくなるようです。
癇癪を起こしている時には必要以上に注目せず、気持ちが落ち着くのを待って違うことに誘うようにします。
他の人との関わりが増え、そこで自分の意思を通そうと衝突しやすい時期です。どの子にも正しい一面があるのでそれぞれの言い分を受け止めて共感を示し、その上で相手の主張を代弁するように伝えれば自分がどうすればよかったか落ち着いて考えやすくなります。
お手伝いもしたがるようになります。時間がかかったとしてもなるべく「ありがとう」と受け入れてあげましょう。
とのことです!
あらゆる面で叱るより褒める方が確実に良い
これは最近の教育関係の本では絶対に書かれていますよね・・・なので割愛w
褒められてドーパミンが活性化している時にしたことは記憶しやすいと言う可能性があるとのことです。あと、褒めて自己肯定感を伸ばした方がストレスに強くなるとか。
上手に褒めるコツ
これも絶対に書かれているやつ。親が子どもの行動を「してほしい行動」「してほしくない行動」「許しがたい行動」の3つに分け、
子どもが
・「してほしくない行動」をやめたとき
・「してほしい行動」に自発的に取り掛かるとき
・「してほしい行動」を開始したとき
・「してほしい行動」を持続しているとき
・「してほしい行動」をやり遂げたとき
に褒めると良いとされています。
上手に叱るコツ
「許しがたい行動」の中で本人や周囲の人が危険にさらされる時は厳しく叱ってでもやめさせるべき。危険度が低い場合は取り引きをする・選択肢を与えるなどして「してほしい行動」に切り替えさせる。
「してほしくない行動」は無視をし、「してほしくない行動」から「してほしい行動」に移る時の褒めるストックとして取っておく。いつまでも「してほしい行動」をしない場合は「してほしい行動」を小分けに指示を出す。それでもダメな場合は予告・警告・責任を取らせる。
うちの例だと娘はおもちゃをなかなか片付けません・・・その場合は親が片付けることはせず、「大好きなアンパンマンをちゃんと片付けないと遊びたい時に見つけられなくなるよ」と予告と警告、それでも大体片付けてくれないですがwそのまま放置します。次の日に「アンパンマンがないーーー!!!」と叫ぶので「昨日、お片づけしないと遊べなくなっちゃうって言ったよね?ちゃんとお片づけしないといけないよ」と責任をとってもらいます。これを繰り返すうちにアンパンマンはちゃんと片付けるようになりました。なかなか遠い道のりです。
「してほしい行動」になる時に褒めてしめくくるのが重要。
体罰はもちろんだめ
体罰は散々言われていますが、エスカレートしやすく、暴力の連鎖になり、された方は脳まで萎縮してしまうので全くいいことがありません。体罰ダメ絶対!!!
とはいえね〜完璧に出来ないよ〜〜〜
今回は2歳児までの内容で大事そうなところをレビューしました。うーんでも出来るかなあ出来ているかなあと自問自答しちゃいます。少しづつ理想に近づくしかないですね。