こんにちは!食品会社での育児休業が2年も過ぎさろうとしているアテナミです。やばいですね〜どんどん知識が抜けていっている気がします。第2子がそろそろ離乳食デビューをするので離乳食についておさらいしようと思います!
離乳食についてのうんぬんはここを見て!
やすみ先生のブログでも紹介してあるのですが、
厚生労働省のページが本当におすすめです!!!
正直、かたい文章なのでげっそりはするのですが、多様な論文をまとめてくれて、離乳食のガイダンスを作ってくれています。私もさっき知りましたw早く知っとけばよかったな〜。
なので、これ以降のお話も基本はここの情報+私の知識・第1子の経験をまとめたものになります。
離乳食いつから?
日本では生後5ヶ月頃からと言われていますが、他の国は4ヶ月頃からだったり、6ヶ月頃からだったりバラバラです。オーストラリアも5ヶ月頃を推奨しています。生後5ヶ月あたりから、腸管が乳以外のものも消化しやすくなるだとかどっかで見たこともある(小児科医のブログかなんか)のですが、一番の理由は哺乳反射がなくなるから乳以外のものを慣らしていくためのようです。
二番目は生後6〜9ヶ月あたりから母乳だけだとカルシウム・鉄分不足に乳児がなることがあるから。なので早くて5ヶ月から、遅くとも8ヶ月ころくらいから始めるのが良いのだと思います。
ざっくりな話・まずは何をあげるの?
まずは消化がしやすくアレルゲンがない主食となる炭水化物からだと言われています。日本だとお米かな。こっちだと大麦、ジャガイモなどを使用することもあります。お米を食べれるようになったら次はアレルゲンがあまりない野菜・果物、そしてタンパク質・脂質とだんだん腸管に負担がかかるものを試していくかんじでしょうか。
*でもここらへんは専門家じゃないから話半分によろしくお願いしますね!
ベビーフードって変なもの入ってるんじゃないの?
ここから専門なので熱く語りますw
*もちろん手作りの離乳食を批判するつもりはないのでそこだけはよろしくお願いします!
(でも衛生面には本当に気をつけてね!!!)
ベビーフードを使うのを嫌がる人、心の中ではなぜか罪悪感がある人がちらほらいらっしゃるのですが、開発者としては、え?なんで?という気持ちしかないです。なぜなら、ベビーフードはとても綺麗な工場で衛生面を徹底して作られているし菌検査もするので家庭で作るものより衛生面はBetterです。あとレシピもほぼ余計な食品添加剤が入っていないので、そんなに懸念事項がないと思うのですがみなさまいかがでしょうか。
赤ちゃんに捨てられても全然ダメージないので精神衛生上もグッドです。怖い顔してママが離乳食を差し出してきたら、そりゃ赤ちゃんも食べにくいですわな。
日本の手作り信仰の呪いが一番の阻害要因なのかな???
衛生面が気になるんなら工場見学行ってみて欲しいなと思うし、添加物が嫌なのならとりあえず成分表示見て欲しいなと思います。ちなみにベビーフードを作っている大手さん数社の工場を仕事で監査しに行ったことがあるのですが、きちんと管理されているので安全・安心ですよ♩
生後5ヶ月のベビーフードの表示を見てみる
例えば、キューピーさんの5ヶ月から使えるベビーフードはこれ↓
原材料表示を見てみましょう⇩
ぱっと見、家庭で使わないものはコーンスターチ・クエン酸・ビタミンCかなと思います。
コーンスターチはただのとうもろこしでんぷんで粘度の調整に使われています。クエン酸はレモンとかに入っている食用できる酸で味の調整に使われています。ビタミンCはごく微量を添加して酸化防止剤として使われています。全部、日常的に摂取するようなものばかりなので問題なしです。
瓶詰めのものは密閉するし、詰めたあとで殺菌もするので、添加剤をそんなに使わなくても保存性を守れるので配合がシンプルですね〜。
次は粉末のものを見てみましょう。私も友達が日本から持ってきてくれていた和光堂さんのもの使ってましたね〜。ほうれん草とか繊維質なものをマッシュすると絶対後悔します。
原材料表示はこちら⇩
ぱっと見、家庭で使わないものはデキストリン・ビタミンE・麦芽糖かなと思います。デキストリンはでんぷんを加水分解したものです。ビタミンEは微量を配合し、酸化防止のために使われます。これも食品中に存在するし本当に微量しか使われないので問題なしです。麦芽糖は粉末化する時にハンドリングをよくするために微量を添加することがあります。これも微量なので虫歯や血糖値について作用するものではありません。
生後7ヶ月のベビーフードの表示を見てみる
日本に一時帰国した時に娘がパクパク食べていたのが和光堂さんのベビーランチシリーズ。私が他社の同じようなベビーフードと比べてこのシリーズが一番美味しいと太鼓判を押せますw(味が濃いという意味ではないよ!)
原材料表示はこちら⇩
さすがに複雑な表示になってきましたね。ぱっと見、家庭で使わないものは増粘剤(加工でん粉)でしょうか。加工でん粉はでん粉にちょいちょいっと化学反応で装飾をつけたものです。詳しくはこちら↓
加工でんぷんは本当に優秀な素材なので、日本の厳しい消費者のニーズを叶えるために日本の食品にはバンバン使われています。だいたいが食感・見た目・粘度の改良のために使われます。私もバンバン使っていました。日本の規格はEUの規格に基づいており、安全が証明されているものですからね。しかも使用量はごく少ないです。素材としての単価が高いからね!
ただGoogle検索すると上位に加工でんぷん危険!みたいなサイトも多く出てきていますね。デンプンを薬剤を使って化学反応させるのがイメージ悪いのかなあ。でも薬剤って書くとちょっとアレですが、医薬品に使われているものだったり、ただの酸だったり、油の精製とかに使われているものだったりと、知ってればどってことない物質なんですけどね。
もし気になるのなら精神衛生上裂ける方がBetterかもしれませんが、健康上は問題ありません。
長くなったのでまた次回
長くなったので
・ベビーフードは栄養面はどうなの
・ベビーフードは食育にはどうなの
・ベビーフードにあるあの独特の香りは何?
などなどは次回お話ししようと思います!